2012年8月14日火曜日

思い出の一曲


●曲名:Love Ballad
●アーティスト:George Benson


私、声フェチです
特に黒人の甘くて太くてハスキーな声が好き
古めのソウルミュージックなら
好きな曲をいくらでも挙げられます

そして・・・
ひと周り年上のダンナの趣味はギター
高校から大学にかけて
フュージョンバンドで弾きまくってたそうで

ともに音楽好きでありながら
まったく趣味の合わない
そんな2人の ” 奇跡の接点 ” がここに!(笑)
まだ独身だった頃
ドライブの最中にインスト曲ばかり流され
うんざりした私が
「歌のある曲にしろ」
と言ってダンナが手持ちのCDから探し出した曲です

簡単に曲を解説すると
人気歌手兼天才ジャズギタリストである
ベンソン先生が
前半は野太い声で野性味たっぷりに歌い
後半はトゥットゥルットゥトゥ~♪みたいな
軽快なスキャットに合わせてギターを弾きまくる!
みたいな!?
「声フェチ」と「ギターオタク」を
同時に満足させる素晴らしい演奏ですよね
曲もかしこまったジャズじゃなく
親しみやすい懐かしのディスコ調ですし
リズム隊が最高にノリが良く
思わず体が弾んじゃいます
まあこういう歌謡曲みたいなものをやるから
真面目なジャズファンからは
堕落の象徴扱いされるわけですが・・・

それはともかくベンソン氏
実力的には歌手としても
ギタリストとしても極めて評価が高く
特にギターの方は技術的にも音楽的にも
「ジャズギターの頂点を極めた」とまで言われる
トンデモナイ人(ダンナ談)なんだそうですが
そのわりに
歌とギターの両方を同時に聴かせる曲って
意外なほど少ないんですね

ヴォーカル曲の時にはギターその辺にほっぽって
目を瞑りマイク握りしめ大熱唱
逆にギター弾くと決めたら
ひたすらアドリブで弾きまくり・・・
私はギタリストとしてのベンソン先生には
まったくと言っていいほど興味がなくて
ソロなら先生のギターより
バックのキーボードの方々の演奏の方が
よっぽど好きだったりしますが
ダンナに言わせると
「ベンソン程度に歌うやつはゴマンといるが
ベンソンほど弾けるやつは他にいないのだから
歌ってる時間が人類にとってムダ」
なんだそうで
うーんやっぱり趣味が合わんなぁ
ちなみに「歌うベンソン」で私がいちばん好きなのは
『Weekend in L.A.』という有名な
ライブアルバムに入っている
「Down Here On The Ground」
っていう曲

●曲名:Down Here On The Ground
●アーティスト:George Benson


ホルへ・ダルト様の弾く
間奏のスゥイートなピアノソロがたまりません
やっぱベンソンのギターはいらんな(笑)



●曲名:If you want it
●アーティスト:山下達郎/吉田美奈子


他にも複数の曲を挙げてらっしゃる方が
いらっしゃるそうなので、もう一曲
ご存じない方がいらっしゃったら
ぜひいちど聴いて欲しい!
原曲はマイアミの黒人白人混成ソウルグループ
NiteFlyteの曲なんですが
原曲より遥かにいいですよこれ
日本人でもここまでソウルマインドを持って
歌える人たちがいることに
ただただ感動・・・